1954-03-19 第19回国会 衆議院 経済安定委員会 第10号
今回申請の負荷率別料金制は、基準を最近の二箇年の実績の負荷率によつて標準電力料を定めたために、料金単価は高くなりましたが、公平化されたので、一本料金化の実現を望みたいのでありますが、まだ需給の均衡が不完全な現段階としては、この程度の料金制度でいいのではないかと思われます。ただ業務用としましては、頭打ちについては、大口需用と同様に差別のないようにしていただきたいと思います。
今回申請の負荷率別料金制は、基準を最近の二箇年の実績の負荷率によつて標準電力料を定めたために、料金単価は高くなりましたが、公平化されたので、一本料金化の実現を望みたいのでありますが、まだ需給の均衡が不完全な現段階としては、この程度の料金制度でいいのではないかと思われます。ただ業務用としましては、頭打ちについては、大口需用と同様に差別のないようにしていただきたいと思います。
○今澄委員 実は私はこの重大な電力料金の値上げについては、形式的な質問ではなくて、本格的な質問を大臣並びに公益事業委員長にして、国民の前に電力事業のあり方、電気料金制度の問題、標準電力料と超過料金、あるいは大口使用電力と電燈、小口動力というような、あらゆる部門にわけて、専門的な御意見を明らかにして、国民をして、なるほどこの電力値上げは無理はないという納得をせしむるものがあるならば、われわれは電力値上
その次の料金の値上げ後一カ年間における各業種別の予定販売電力量はどういうふうになつておるか、これを標準電力料と火力電力料とに分けてという御要求であつたのでありますが、これにつきましては、横に長い表をお手許に差上げておるのでありますが、電力会社の料金の値上げ申請書によりまするというと、料金の値上げ後一カ年聞における各業種別の予定販売電力量は、標準料金分二百五十七億キロワツト時であります。
なお在来の割当制は廃止いたしまして、これに代るものといたしまして、当社の自主的責任の下に、単位あたりの標準電力料を設定いたしました。この設定に当りましては、特に当社現在における需給のバランス及び最近の供給種別乃至業種別賦課実績などを慎重に考慮いたして決定いたしました。
併しその追加料金の負担が非常に多くなる工場につきましては、その限度を定めまして、その限度額以上に超えたものは標準電力料で計算をするという建前にいたしております。
それではこの問題を打切りまして次に電気料金制度と不可分の関係にありまする標準電力料の割当の問題につきまして、まず政府側の御説明を願います。
○栗山良夫君 そうするとあれですか、一応まあ、これは砕いて申上げますと、硫安工場の中にもいろいろな生産工場を持つておる工場があるので、それを個々の工場が現在の政府決定の硫安価格で十分に作業のできるような工合に電気料金の操作をするために、標準電力料の枠についても十分な考慮を拂うということでよろしうございますか。
これが供給力の方の推定でございまして、このうち標準電力料を適用すべき段階につきましては、電気事業の收支を勘案いたしまして、年間三百万トンを計画した、こういうわけでございまして、これの算出につきましては、昨年十二月の電力料金改訂の際とりまして電気事業の收支のバランスを基礎にいたしまして、その後止むを得ず増加いたしておりまする経費、例えば石炭、これは石炭の單価も益分値上りとなりましたと同時に、運賃等の値上
従来は電力の量を調整いたしまして、需給調査規則によつてこれまでしか産業用の電気は使えない、これまでしか家庭用の電気は使えないという規制をして参つておりましたものを、今回量は御自由に使つていただきたい、しかしながら経済的に使つていただきたいという意味において、標準料金の安い水力で使います範囲はこの辺だとしたのが、大体この標準電力料のねらいであります。